グリスアップ
バイクは多くの稼動部を持ち何らかの潤滑剤を使い潤滑や防錆しています。またエンジンやミッションなどはオイルが使われているのですが
外部に晒されている部分の多くにグリスが使われています。グリスも常に動く場所(ステアリングステムやスプリンガーフォーク)やワイヤー類などは劣化するので定期的なグリスアップが必要になります。
ステアリングステムは常にかなりの力が掛かっています。ベアリングにも負担が掛かりますので1年に1回グリスアップしましょう。方法としては、ジャッキアップし、グリスガンを使いニップルから注入し、ステアリングヘッドから新しいグリスが出てきたらOKです。最後にはみ出したグリスをふき取りましょう。また、最近の車種にはニップルが無い場合がありますがこの場合はグリスアップは不要です。
スプリンガーフォークはテレスコピックフォークに比べ重量があることも有り負担が掛かるのでしっかりグリスアップする必要があります。またスプリンガーフォークには数箇所ニップルがあるので全てに注入しましょう。
ワイヤー類はグリスが切れたり、劣化してくると動作が重くなったりします。また内部のワイヤーが錆びて切れる原因にもなるので、少し重いなと感じたらグリスアップすることで、長持ちさせ、疲労を軽減することが出来ます。重いと感じなくても半年に1度することをお勧めします。ワイヤーのグリスアップにはスプレータイプのグリスを使います。ワイヤーインジェクターを使い、反対側から出てくるグリスがきれいになれば完了です。